犬が食べてもいい野菜と果物

ドッグフード


愛犬の健康な食事について考える~犬が食べてもいい野菜と果物アレコレ~

野生動物だった犬が家畜として人間と共に生活し始めたのが約1万5000年前のこと、元々は純粋な肉食であった犬も人間との生活と品種改良などを経て徐々に雑食となり、肉以外の野菜や穀物、フルーツなどもバランス良く食べることが必要です。

そのため、総合栄養食であるドッグフードを与えるのが最も手軽で経済的ですが、愛情たっぷりの手作りフードを与えたい飼い主さんや、栄養補助を目的に野菜や果物をおやつ代わりに…、と考えている方も多いはずです。

そこで今回は、愛犬の食事にこだわっている方必見、犬が食べても良い野菜と果物について、それぞれの栄養価・効果と与え方を詳しく解説してまいります。

この記事を見れば、

  • ワンちゃんに野菜や果物を与えるメリット
  • ワンちゃんに与えるべきでない野菜と果物
  • ワンちゃんの食事・食材に関する疑問点

などが良くわかるので、最後までお見逃しなく。

ワンちゃんは本来、純粋な肉食動物だが…

冒頭で述べた通り、犬は元々小動物を狩猟し糧としてきた肉食動物ですが、人減と長く・深く付き合ってきた影響で「肉を主に食する雑食動物」に進化し、肉以外の穀物や野菜・果物からでも栄養素をまんべんなく取り入れられるようになってきました。

動物性たんぱく質と脂質にどうしても偏る肉食から、炭水化物やビタミン・ミネラルも取り入れる雑食へ進化し栄養バランスが良くなった結果、純粋な肉食だったころ4~5年だった平均寿命が徐々に伸び始め、愛玩動物として普及し始めた1980年代ごろからはさらに拍車がかかり、動物医療の発展も手伝って今では15年近くとずいぶん長生きになりました。

また、ライオンや虎など自然界に現在も生息している肉食動物は、太古の犬がそうだったように狩猟した獲物(主に草食動物)の肉だけではなく、血液や内臓とその内容物まで一緒に食べますが、その際タンパク質や脂質のみならず血液からミネラルや塩分を、内臓の内容物からは獲物が食べた炭水化物やその発酵物を摂取しています。

一方、ペットとなった犬がエサとして与えられる肉は、チキンであればむね肉・もも肉・ささみなどの「筋肉」のみで、血液や内臓は基本的に取り除かれていますから、たんぱく質と脂質以外の栄養素を肉から摂取することができません。

つまり、元が肉食で好みだからと肉ばかりをエサとして与えていると栄養が偏って、欠乏症やそれに伴う病気にかかりやすく寿命が短くなる恐れが高いため、飼い主は肉を主にしつつも穀物や野菜・果物などを適度に取り入れた、バランスの良い食事を愛犬に与えるよう意識すべきなのです。

基本はドッグフードのみでOK

とはいえ、肉以外の食材からどの栄養素をどんな配分で与えるべきかなんて、犬の生物学や栄養学などをしっかり学びでもしない限り分かりませんし、栄養バランスの取れた毎日毎日手作りするのは大変、そんな中誕生し普及したのが水と共に与えるだけで犬に必要な栄養素をバランスよく賄うことができる「ドッグフード」です。

さらに、現在市販されているドッグフードは栄養バランスはもちろん、犬種やライフステージによって異なる必要カロリーに配慮し細かいカロリー調整がなされているうえ、

  • コンドロイチン&グルコサミン
  • オメガ3&6脂肪酸
  • ルテイン&アントシアニン
  • Lカルチニン&食物繊維

などといった、健康維持や体型維持に効果を見込める成分が強化配合されています。

また、現在市販されているドッグフードのほとんどは、ペットフードの栄養基準や原材料、表示に関する基準を公表している米国の団体「AAFCO(全米飼料検査官協会)」によって、そのフードと新鮮で安全な水があれば犬の健康を維持できると認められた「総合栄養食」という肩書を有しています。

ですので基本的には、総合栄養食と表記されたドッグフードと水を与えていたほうが正直言って無難で安心、わざわざ野菜や果物などを追加して与えなくとも、十分必要な栄養素や成分をバランスよく摂取できるため、愛犬と長く楽しく生活していくことができる、と考えていいでしょう。

体調・体格などに合わせトッピング・おやつなどとして与える

とはいえ、犬種や年齢・性別などが同じでもワンちゃんにはそれぞれ個性がありますし、例えば夏場気温が高すぎて食欲が一時的に低下し体重が減ったり、散歩になかなか付き合えず運動不足になったりと、飼育している環境や運動量の差によって体格や体調は1匹ごと異なってます。

そのため、落ちた食欲を刺激するため野菜スープやフルーツなどを普段のエサにトッピングしたり、食事の合間におやつとして与えたりするケースもあるでしょうし、運動量が減って肥満傾向になった際には、市販ドッグフードを野菜中心のヘルシーな手作りフードに置き換えるなんて工夫も必要になります。

また、子犬から成犬になる途中やシニア期に差し掛かる手前など、フードの硬さや粒の大きさが合わなくなったなど理由は様々ですが、長年同じドッグフードを与え続けているとワンちゃんの食いつきが落ちてしまうことがあり、そんな際には商品を変えてみる必要があります。

すんなり次のフードへ移行できれば問題ありませんが、食いつきが悪かったり反対に食べ過ぎてしまうときには、野菜や果物をトッピング・おやつなどとして与えることで、カロリーや栄養を調整してあげるのも手です。

いずれにせよ、ワンちゃんの体調や体格の変化をつぶさに観察し、市販ドッグフードをメインとしつつも、野菜や果物などを追加してその時々に合った食事を飼い主が細かく調整する、それが愛犬の健康を守り長く一緒に過ごしていく方法と言えるでしょう。

絶対に与えるべきでない野菜・果物もしっかり覚えておく

浅い知識で飼い主がいろいろと手をかけてしまうより、基本的には市販のドッグフードだけを与えていた方がワンちゃんのためになると述べたのは、人間にとっては栄養満点で体に良い食材であっても、犬にとっては「害」となる食材が案外たくさんあるからです。

そこでこの項では、ワンちゃんに与えると重大な健康被害が起きかねない、「絶対NGな野菜・果物」の代表例を理由とともに挙げておきますので、ぜひ参考にしてください。

絶対に与えるべきでない野菜・果物 与えるべきではない理由
玉ねぎ・ねぎ・にら 玉ねぎやねぎ・にら特有の香りの成分である「有機チオ硫酸化合物」が犬の体内に入ると、赤血球にあるヘモグロビンが酸化し「ハインツ小体」という物質になる。これが脾臓で異物とみなされ破壊、「溶血」という現象が起こるが、多数の赤血球が破壊されると「溶血性貧血」に陥り、最悪死に至る可能性がある。
にんにく ネギ類と同様の理由で、貧血や中毒症状を定位するため危険。特に、人が食用とする「にんにくの芽」は犬にとって毒性が強いため一層注意すべき。
アボガド 犬の体調・体質によっては「ペルシン」という成分で中毒を起こし、嘔吐・下痢・軟便・呼吸困難・けいれんなどの症状を呈することがある。
アロエ アロエに含まれている「サポニン」「バルバロイン」「アントラキノン」といった成分で腸の炎症や胃炎、激しい下痢などを起こすことがある。犬が食べて問題ない「ヨーグルト」に、具として入っている可能性があるので注意。
わさび 特有のにおいと刺激をしつけや食糞防止に利用する飼い主もいるが、胃腸に負担をかけ下痢や嘔吐を引き起こす可能性があるため与えるべきではない。
ブドウ 大量に摂取すると中毒症状を起こし、長期化すると腎不全を発症して命を落とす可能性がある。生のブドウより干しブドウ(レーズン)の方が危険性が高いため、誤食に十分注意する。
イチジク 果肉だけでなく、葉や皮にも犬が中毒を起こす「ソラレン」と「フィシン」が含まれており、口内炎や下痢の原因となる。
プルーン 鉄分やカリウムが豊富な健康フルーツとして有名だが、犬が食べると筋力低下や高血圧・不整脈などを起こす「高カリウム血症」につながる恐れあり。乾燥プルーンは特に危険

見てわかる通り、臭いや刺激の強い野菜は人間にとっては健康に良い野菜であっても、ワンちゃんに害を及ぼす可能性があると覚えておいた方が良いでしょう。

また、このあと紹介する「食べても良い野菜・果物」に含まれていても、ドライベジタブル・ドライフルーツは食物繊維が濃縮されているため、ワンちゃんが食べると消化不良により下痢や便秘を起こす恐れがありますし、いずれも糖分が高くなっているため、食べ過ぎると肥満の原因になることもあります。

ドッグフードに野菜を混ぜる。ワンちゃんが食べても良い代表的な野菜と効果&与え方

さて、続いてはワンちゃんに与えても良い野菜の代表例を挙げながら、その効果と与え方を解説していきますが、全てに共通しどれほど体に良いとされる食物でも、与え過ぎては反対に「害」となってしまいますし、持病やアレルギーを持っているワンちゃんには悪影響を与える可能性も。

人間同様、ワンちゃんも多くの食材をバランスよく摂取することが大切、ですのでここで紹介するドッグフード以外の野菜をワンちゃんに与える時は、それが何であってもまずは少量ずつ体調を慎重に観察しながら与え、日常化するにしてもおやつやトッピング程度に留めておきましょう。

また、下痢や便秘など便通に事情が発生したり、体調を崩してしまった場合はすぐに給餌をやめ、速やかにかかりつけの獣医師に相談・診療を受けましょう。

にんじん

生のにんじんはご存知の通り非常に歯ごたえがあるため、普段与えているフードに小さくサイコロ切りをしたにんじんを加え与えれば、歯石除去や歯磨きなどデンタルケアの効果を期待することができます。

もちろん栄養素的にも非常に優秀で、強い抗酸化作用および免疫賦活作用などがある「βカロテン」、細胞を正常に保ったり、血圧を調整する効果のある「カリウム」、便通の正常化によってデトックスや肥満抑制効果を期待できる「食物繊維」を豊富にバランスよく含んでいます。

にんじんはゆでるとビタミンの多くがゆで汁内に溶け出すため、ゆでる際はゆで汁ごと与えられるスープに仕立てるのがおすすめですが、βカロテンは脂溶性で加熱すると吸収力が高まるので、細かく切った後一旦炒めてから野菜スープの具として与えるのがベストでしょう。

また、にんじんはすりおろすと細胞膜が破壊され、栄養素の消化・吸収を助ける酵素が活性化するため、「すりおろしにんじん」にしてフードにトッピングするのも効果的ですが、主成分であるβカロテンは過剰摂取すると肝臓に負担をかける可能性があるため、与える場合は1日の最適カロリー量の10%以内に留めておきましょう。

大根

大根はその90%近くが「水分」で、キャベツの3倍近くもの食物繊維を含む野菜であるため、栄養補給というより水を飲むのが苦手なワンちゃんの水分補給としてや、便秘気味のワンちゃんの腸内環境を整えるためにうってつけの食材です。

また、でんぷんを消化する酵素で人の場合は唾液に含まれているものの、犬の唾液には含まれていない「アミラーゼ」を含んでいるため、穀物などでんぷん質の多い食材を使用したドッグフードにトッピングすれば、胃腸の消化吸収をサポートする効果が期待できます。

加えて、人と過ごしてきた過程で徐々に雑食化したとはいえ、もともと肉食だったワンちゃんはタンパク質の要求量が多いのですが、大根にはたんぱく質を分解する「プロテアーゼ」という酵素も含まれているため、肝臓や腎臓の負担を軽減することも望めます。

このほかにも大根には多様な消化酵素が含まれていますが、どれも熱に弱い性質を持っているため、消化旧能力のサポート効果を期待する場合はあまり加熱せず、「生」に近い状態で与えた方が良いでしょう。

何より、大根特有の辛み成分で殺菌作用による食中毒予防や発がん抑制など、様々な効果が期待されている「イソチオシアネート」という成分は、生しかも細胞が壊れた際に生成されるため、「大根おろし」にしてトッピングするのが最もおすすめな与え方になります。

かぼちゃ

かぼちゃはビタミンが非常に豊富な緑黄色野菜の代表格で、特に強い抗酸化作用からドッグフードの酸化防止剤として使われることもあるビタミンEや、コラーゲンの生成に必須の化合物であるビタミンCのほか、腸内環境を整える食物繊維もたくさん含んでいます。

また、骨の維持や血液を健康にするビタミンKやβカロテン(ビタミンA)、塩分(ナトリウム)を排泄し高血圧を防ぐカリウムなど、不足しやすいビタミンやミネラルが豊富なため、 肉食よりであるワンちゃんにはまさにうってつけの野菜と言えるでしょう。

ただ、生で与えると消化不良を起こす危険があるほか、野菜の割に糖質が多くカロリーが高いため、与え過ぎると肥満の原因になりかねませんので、必ず柔らかくなるまでしっかり火を通して与えるよう心がけ、同時に食べ過ぎによるビタミン過剰症や肥満に注意しておきましょう。

トマト

トマトと言えばこれと言える「リコピン」は、強い抗酸化作用により室内犬がかかりやすい皮膚病や、消化器疾患・ガンなどを予防する効果がありますし、「目のビタミン」とも言われるビタミンAには、白内障の予防や角膜の健康維持などを期待できます。

また、夏場などで体が火照った際の熱さましや水分補給にも効果があるほか、京都大学で行われた研究によると、肥満を要因とする高脂血症や脂肪肝の改善を期待できる「13-oxo-ODA」という新たな栄養素が発見され、人だけでなくワンちゃんにも効果を示すことが分かっています。

なお、トマトに含まれるリコピンは、生のままよりも加熱することで吸収力が高まるため、消化のあまりよくない皮を剝いだ上で細かく刻み、加熱してからトッピングとして与えるのが効率的でしょう。

おやつやトッピングなど少量なら生で与えても問題ありませんが、花・葉・茎と熟していない青い部分には嘔吐や下痢を引き起こしかねない有毒な物質である、「トマチン」が大量に含まれているため、必ず取り除いてから与えるよう注意しましょう。

オクラ

オクラの特徴であるネバネバ成分は「ペクチン」と呼ばれており、整腸作用によって下痢や便秘を改善し大腸ガンのリスクを減らす働きがあるほか、溜ってしまったコレステロールの排出を促進するため、悪玉コレステロールを減らす効果が期待されています。

また、糖質のエネルギー代謝を「補酵素」としてサポートする「ビタミンB1」が同じ緑黄色野菜であるピーマンの約3倍も含んでいるため、夏場の疲労回復や夏バテ防止はもちろん、糖質を代謝しやすく太りにくい体つくりにも一役買ってくれます。

その他のビタミン類やカリウムなのも豊富なお倉ですが、いずれも熱に弱い傾向があるため、生で細かく刻んでからトッピングするのが最もおすすめな与え方となりますが、子犬やシニア犬など胃腸が弱いワンちゃんは生だと消化不良を起こす可能性もあるので、心配な時は湯通しするなど軽く加熱してから与えるようにいましょう。

インゲン

いんげんは野菜の中でも、骨や葉を健康に丈夫に保つほか、、筋肉の収縮や細胞の分裂・分化、神経興奮の抑制や血液凝固作用の促進などに関与している重要なミネラル「カルシウム」を豊富に含んでいます。

また、鳥類や魚類の骨に含まれている栄養素で、体内にある300以上の酵素を助け、エネルギー代謝全般に関わっている「マグネシウム」や、カルシウム・マグネシウムとともに骨・歯・筋肉を作る成分である「リン」、体内の不要なナトリウムを輩出してくれる「カリウム」など、生き物にとって欠かすことのできないミネラルがいっぱい。

生食はアレルギー反応や下痢・嘔吐を起こす可能性があるためおすすめしませんが、細かく刻んだ後十分加熱して普段のフードにトッピングすれば、不足がちのミネラル類を効率よく手軽に補給することができます。

ごま

ごまには、これと言って中毒成分が含まれていないため、極端に多く与えたりしなければ、人間同様ワンちゃんにとっても栄養豊富で健康に良い優秀な食材と言えます。

特にごまにしか含まれておらず近年では人用サプリとしても市販されている「セサミン」には、、肝臓を保護する働きや自律神経調節作用、ビタミンEとの相乗効果や高血圧抑制作用などが認められており、強い抗酸化作用によって老化やがんを抑制する効果まで報告されています。

また、ごまの油分には動脈硬化や血栓の予防にも効果があるほか、免疫力を高めたり悪玉コレステロールを減らす働きを持つリノール酸やオレイン酸など、体内で合成することができない不飽和脂肪酸が多く含まれていまるため、ごまそのものはもちろん油分を抽出・精製したごま油をフードにちょっと垂らすのもアリです。

少量すり下ろして振りかけるだけでも十分な栄養サポートになりますが、ゴマせんべいやゴマ豆腐など人間用に加工されている食品には塩や砂糖、添加物が混ざっている商品が多く、栄養バランスを崩し場合によっては健康を害してしまう可能性があるため、与えない方が無難です。

ワンちゃんが食べても良い代表的な果物と効果&与え方

野菜に比べると果物は水分と糖質の占める割合が多いため、足りない栄養素や成分を補うというより、水分やエネルギーを素早く補給したり、ワンちゃんの食欲を刺激してメインとなるドッグフードの食いつきを良くすることを目的に、トッピングしたりおやつとして与えるケースが多いでしょう。

ただ、それでもそれぞれの果物に多く含まれる栄養素による効果と、それをUPさせる効率的な与え方のコツはあるため、ここではワンちゃんが食べても良い代表的な果物と効果、与え方や注意点についてまとめてみましょう。

いちご

甘くて人間も大好きないちごには、ストレスを軽減したり、毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きや、悩ませられるワンちゃんも多い皮膚病を予防・症状緩和など様々な効果を期待できる「ビタミンC」が、代表格であるレモン果汁より実は豊富に含まれています。

また、 血糖値の急な上昇を防ぎ、コレステロール値を下げるペクチンや、砂糖に負けない甘さを持ちながらカロリーが低く虫歯予防効果も望めるキシリトールや、目の健康維持に役立つアントシアニンなど、ワンちゃんに必要な栄養素が揃っています。

甘く食物繊維も豊富なため、食べ応えや腹持ちが案外良いにもかかわらずカロリーは低めなので、食間のおやつとして少量ずつ与えるなど、ダイエットや体重管理のサポート食にうってつけのフルーツです。

柿には、紫外線やストレスなどにより発生する活性酸素による皮膚病や体の酸化(老化)を予防する、抗酸化作用の強いビタミンCがみかん約2個分含まれています。

また皮膚や粘膜の健康うぃじするβカロチンも豊富なので、皮膚病が心配な毛の長いワンちゃんにおすすめですし、ビタミンCとβカロテンの相乗効果によってウイルスや細菌への抵抗力をUPしてくれるため、風邪などの伝染病を予防する効果まで期待できます。

ただし与えても良いのは甘柿、渋柿や売れていない柿を与えてしまうとお腹を壊してしまうケースがあるので避け、皮をキレイに剥いて種は誤飲がないように取り除き、小さくカットしてから与えるようにしましょう。

パイナップル

パイナップルはお腹の中で水分を吸収し膨らむ不溶性食物繊維や、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、タンパク質と脂質をエネルギーに変えるビタミンB2などが豊富、持ちを持続させ便通を促す効果や、新陳代謝を高め消費カロリーをUPする効果が期待できるため、ダイエットを目指いしているワンちゃんのおやつにおすすめのフルーツです。

また、肌を守るビタミンAや、紫外線による日焼け対策として有効なビタミンC、疲労回復効果や夏場の暑さで落ちた食欲を回復させてくれるクエン酸なども含まれているため、日本の高温多湿な夏に弱い傾向のある超小型犬や、毛の長い犬種の健康管理にもピッタリです。

ただし与えても良いのはよく熟れた生のパイナップル、硬い皮を剥き小さくサイコロ状にカットしてドッグフードに混ぜたり、おやつとして与えると良いですが、缶詰やドライ製品のパイナップルは糖分が多いため、体重・カロリー管理の面からあまりおすすめできません。

梨はその9割以上が水分で程よい甘さがあり、体を冷やしてくれる効果が望めるため、あまり水を飲んでくれないワンちゃんの水分補給や、夏場の熱中症予防に適した果物です。

また、目や皮膚の健康を保つポリフェノール、皮膚の生まれ変わりを促進し肌荒れや湿疹などを予防するたんぱく質分解酵素、便秘解消効果のあるリグニンやソルビトール、エネルギーの元となる果糖など、エネルギーの元となる果糖など、ワンちゃんの健康に役立つ成分がたっぷり。

人間が食べる時と同様、芯・皮・種は取り除き小さくカットしたりすり下ろして与えるのがおすすめ、ただ水分が多くお腹を冷やす果物であるため、与え過ぎると軟便気味になったりお腹を壊してしまう可能性もあるため、便の様子を観察し少量ずつ与えるのが良いでしょう。

キウイ

キウイには、肉の消化・吸収をサポートするたんぱく質分解酵素が含まれているほか、お通じを改善し腸内環境を整える食物繊維も豊富なため、肥満で悩んでいるワンちゃんや便秘気味の子に食べさせてあげたいフルーツの1つ。

また、血流を促し皮膚のターンオーバーをスムーズにするビタミンEや、強い抗酸化作用で紫外線による皮膚病を予防するビタミンC、余分な水分が排出しむくみが解消する働きがあるカリウムなど、美容効果を望める栄養素が満載なため、愛犬の体毛や皮膚を美しく保ち、体型をシャープに維持したいオーナーは積極的に与えるべきです。

ただし、どんなに健康や美容に良いとされる食べ物でも与え過ぎると害になることもしばしば、キウイの場合は豊富な食物繊維の影響で食べさせ過ぎると下痢や便秘の原因となるため、与える量は皮を剥き種を取り除いた生の状態で、1日10g程度に留めておきましょう。

オレンジ・ミカンなど

オレンジなどの柑橘系は水分やビタミンCが豊富なため、夏場などの水分h球や紫外線による皮膚病予防などに効果的ですが、葉や皮に中毒性物質を含むものがあるので、皮や筋を丁寧に取り除いて、果実だけの状態にしてから与えるようにしましょう。

また、ネーブルや温州ミカンなどだいだい色が強い一部の品種には、脂肪や皮膚などの末しょう組織に蓄積して酸化から体を守り、皮膚病やがんの発症を予防すると言われている、抗酸化作用の強い「ベータクリプトキサンチン」という色素が豊富に含まれています。

さらに、血管を丈夫にしスムーズな血流を促すことでむくみを防ぎ、代謝UPも期待できるビタミンPの一種「ヘスペリジン」も豊富に含んでいるため、ダイエット中のワンちゃんに1日15g程度を目安として、おやつ代わりに与えるのがおすすめです。

りんご

りんごには、糖分の吸収を抑制し血糖値の上昇を食い止め、同時にコレステロールを下げる効果が期待される「ペクチン」が含まれており、低カロリーで食べ応えがあり腹持ちが良いため、人間でも糖尿病などの成人病予防やダイエット食材としてよく採用される果物です。

また、リンゴが持つポリフェノールには歯垢の付着を抑制する効果があるとされているほか、体毛を活性化させ艶やかに保ったり、皮膚病に原因となるメラニンの生成を防ぐなど様々な健康効果が見込める上、なんといっても季節問わず比較的安価かつ手軽に入手できます。

人間の場合は皮ごと食べるのも良いと言われることもありますが、ワンちゃんに与える際は皮を剥き、芯と種を取り除いて小さくカットするかすりおろすのがベター、低カロリーで食べ過ぎたからと特に弊害はありませんが、栄養バランス的にを考慮して日に与えるのは20g程度にしておきましょう。

バナナ

手軽なエネルギー補給食材として有名なバナナには、細胞を活性化し筋肉の動きをサポートするカリウムが豊富に含まれているほか、腸の運動を助ける整腸作用が期待できるため、活動的で運動量の多いワンちゃんや便秘気味で悩んでいる子におすすめです。

又、豊富な食物繊維と共にむくみを解消するカリウムや、脂肪燃焼に関わりエネルギーとして消費されるのを助けるLカルチニンを生成する「メチオニン」「リジン」という必須アミノ酸を含んでいるため、ダイエットを目指しているワンちゃんのおやつや食事補助食材としても最適です。

与え方は特に難しく考える必要はなく、皮を剥き筋を除いて細かくカットすればOK、リンゴ同様与え過ぎたからと言って特に悪影響はありませんが、こちらも栄養バランスの問題から1日20g程度を目安にしておきましょう。

犬の食べて良い・食べてはいけないに関するQ&A

Q:うちの愛犬が誤って食べてはいけない玉ねぎを誤って食べてしまいました。一体どうしたらいいでしょうか?
A:確かに玉ねぎは犬が食べるべきでない野菜の代表格ですが、食べたからと言って必ず中毒症状などが出るわけではなく、少量ならばワンちゃんに悪影響が出ないケースも多々あるため、まずは落ち着いて愛犬の様子をしっかり観察しましょう。その上でわずかでも異変を感じたときは、速やかにかかりつけのどーぶつ病院などでしかるべき処置を受けてください。なお、慌てて吐き出させようとすると、食べ物をのどに詰まらせて呼吸困難に陥ってしまう可能性があるので、素人考えでの処置はやめておいた方が無難です。
Q:冷凍保存した食材を犬に与えても良いのでしょうか?
A:今や、冷凍ドッグフードやワンちゃん用の冷凍おやつやスープなどが市販されているぐらいですから、まとめて手作りし冷凍したフードや食材自体を、解凍した後ワンちゃんに与えて特に問題はありません。ただし、手作りフードにしろ食材にしろ、冷凍保存できる期間は長くとも「1週間程度」、解凍時変な臭いがするようであれば期間内でもワンちゃんに与えるのはやめておきましょう。
Q:壁手も良い野菜や果物についてよくわかりましたが、生のお肉をワンちゃんに与えても良いのでしょうか。
A:結論から言うと、今は雑食化しつつあるとはいえワンちゃんは元々純粋な肉食動物ですから、生肉を食べさせること自体に何ら問題はありません。むしろ適量の生肉を与えることで、愛犬がより元気になったというケースも聞かれます。ただし、人が普段よく食べている加熱用の肉(鶏肉や豚肉など)には寄生虫や細菌が潜んでいる可能性があるため、生で与えるのはやめておきましょう。ワンちゃん専用に生肉や内臓などをフリーズドライにしたドッグフードが市販されているので、与えるならそういったものを利用しましょう。また、生肉ばかりを与えていると野生に戻って攻撃的になってしまうという話もよく聞かれますが、栄養学的な根拠はありません。とはいえ、肉食だけだと栄養が偏り肥満などを原因とした健康被害リスクが高まるため、この記事で紹介した食べても良い野菜や果物を取り入れながらバランスの良い食事を心がけましょう。